追記 New iPod & iMac G5 & iTunes 6 そして Power Mac・・・?

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さて、前記事で12日に発売となった新しいiPodiMac G5、そしてiTunes 6について、ちょっとだけ踏み込んでみる。(ホントにちょっとだけ・・・)

iTunes 6 about box

まず、iMac G5から。
モニタ上部に設置されたiSight。やっぱり動きそうもない。ということは、つまりモニタ正面に必ずいなければならないし、映したくないモノが入るようにiMacを向けられないって事かな。(^_^;)
そもそも、集音マイクが何処にあるのだろう・・・見た目などのかっこよさから行くと、別売のiSightの方が良いかな・・・(ぁ、値段下がってるよ)。
ハードウェア的には前記事の通り、DDR2となったメモリに、Radeon X600シリーズとなったビデオカード。このビデオカード、実はPCI-Expressインターフェースなのだ。これまで、Power Mac G5に拡張スロットととして存在したPCI-X。ウチの初期型から存在するも、これまで純正ビデオカードは、アップルストアオプションのNVIDIA GeForce 6800 GT DDL、ATI Radeon X850 XT、以前ラインナップされてたNVIDIA GeForce 6800 Ultra DDLも含めて全てAGP 8Xスロット。さらに6800 Ultra/GTに至っては、厚みのせいで、AGP 8Xに隣接するPCI-Xスロットを一基つぶしてしまうのである。オイオイオイ、いくら使うモノがないからってつぶすのかよ・・・(-_-)、と思われた方も多い事だろう。
初期型が出て2年。PCI-Xスロットは敢えてそうである必要もないようなギガビット Ethernet カード位しかなかったのだ。ま、サードパーティのS-ATAカードは使えるが。
そして、待望のPCI-X版グラフィックカードが実装されたのが・・・拡張スロットのないiMac G5(^_^;)。本当に苦笑するしかない。
逆の意味で、iMacが先進的なハードウェアとなった訳。

ハードウェア的に気になった事が一つ。
最近液晶モニタなどでも流行っている、VESA規格のマウント。iMac G5全モデルは装備していたのだが、新機種は実はこれが無くなってるのだ。Apple Storeでも未だ販売されてるが、新機種対応でないのでお気を付けて(ちなみにその注意書きがない(^_^;))。
ま、使うとしても壁掛けなんてあり得ないし、EIZO/ナナオが得意としているが、可動アーム類。実際の所ホームユースにはなかなか使う場面がないのは実情と悟ったのかも。

かのリモコンApple Remoteはこれは少ないボタンで色んな操作ができるよという優れものらしく。Front Rowという新プリインストールソフトウェアで機能する。
メニュー画面にはiTunes、iPhoto、iDVD、そしてDVDプレーヤへと手軽に入っていける状態となっていて、これをFront Rowで操作していくらしい。完全にAV機器として使うと考えればいいだろうか。
ソフトウェアでもう一つ、Photo Booth。これはiSightを使用中に自分撮りできるというモノ。ま・・・必要なのかな。(^_^;)

一番感心した事・・・じつは、前モデルまでにあったACアダプタが省略されたらしい。そう、これすっごい重要。
周辺機器、特に液晶モニタや、外付けのHDDや、Mac miniもそうだが、せっかく本体が小型化されたにもかかわらず、どうかしたら本体と変わらないか、それ以上何じゃないの?という大きさのACアダプタが付いている事が非常に多い。何だかいつの間にかアダプタだらけでそれもどれがどれの化さっぱりわかんなくなる事って無いですか?
コンセントも大変。
最近になって、電源内蔵方式が増えてきた。当たり前のニーズだよね。
で、iMacもそうなって、本当にスッキリ。それこそ、BlueToothのApple Wireless Keyboardやワイヤレス・マウスなんて使えば、電源ケーブルのみ。これはすごい。

・・・ということで、このiMac。Macを使ってみたい、そんなに拡張性はいらない、ワイド液晶モニタのモデルが良い(20&17インチ)、当然デザイン。8倍速スーパードライブ付。また、ある程度アプリケーションがプリインストールされてる方が良いなどの、初心者を含めたニーズ。もちろんさ武器としても非常に有効。とくに液晶モニタはCinema Displayと同等。安くなったとはいえ、モニタだけで、¥100,000程度のモノに相当するのだから、前回書いたiSightのこと含め、それで¥200,000を切るのだからこれはすごいコストパフォーマンスだ。

iMacを欲しかったかた。そして、少し経済的に余裕があるとしたら、間違いなく20インチiMac G5がおすすめだ。モニタの解像度にあまり必要性を感じなければ、17インチモデルは、驚異のコストパフォーマンスとなるだろう。

ただ・・・、そう、DDR2やPCI-Expressと、新アーキティクチャに布石を打って数日。前記事で、もしかしてすぐにでも新しいPower MacやPowerBookが・・・なんて書いたが、どうやら、もうかなり現実味を帯びてきた。各情報サイトでは、iMac & iPodが発表された12日から数えて丁度一週間後となる19日。ココに以前から噂されては搭載に至らなかった、マルチコア版G5 PowerPC 970MPをそれもデュアルで装備した、最強のPower Mac G5と、省電力化を果たしたPowerPC 7448を載せたPowerBook G4が発表されるという事のようだ。どちらも最後のPowerPCモデルとなる可能性すらあるが、とくにPower Mac G5が噂通りの性能なら、さらに当然ながら、DDR2、X800? or X850?、S-ATA2などの豪華装備なら、みんなが夢見た理想型のモノとなるのではないだろうか。果たしてIntel Macがこれを追い抜けるか・・・というのは気が早いかな。(^_^;)
ま、とにかく待ってみるとしよう・・・とは言っても日付も変わってるからもう役24時間後には結果が出てるのかもしれない。


え〜、引っ張った。(^_^;)
iPod。ああ、これビデオiPodと呼ばれてるみたいね。その名の通り、前回MPEG-4またはH.264ビデオが再生可能とお伝えした通り。
で、ついつい、使用マナーについて踏み込んでしまったのだが、では私がいらないかというとそんな事じゃないのだ。
何処で便利だろうかと考えると、一番はやはりカーステレオ。
BMWに始まり、もうかなりの車メーカーがiPodとの接続を純正装備してきた。トランスミッターなどでも良ければ、豊富にサードバーティ製の製品があり、車につなぐのはもう難しい事ではない。
なんと言っても、数万曲という音楽があの小さな箱(・・・もうカードと言っていいくらいになってきた)にはいるのだから。
私の車は5年前のモデルだが、6枚チェンジャーCDとカセットデッキ。カーステレオではもうちょっとしてCD&MDデッキが普及したのだ。
ただ・・・ずぼらな人間なので、その6枚に入ってるのはもう随分と同じモノだ。それも・・・いつから?もう2年くらい何じゃ・・・?と記憶にも覚束ないほど。なんだ、じゃあ大して音楽そのものはどうでも良いのか・・・(^_^;)。
いやいや大体ね、車を運転中に完全に曲に夢中になるって事はその方が問題なんだよね。
バックグラウンドミュージックであるのだから、ま、大体気に入って買ったCDなら、いくら聴いても良いのさ(都合の良い言い訳)。(^_^;)
いや、やはり変えないのは私のずぼらな結果というのは、全く持って否定いたしません。<(_ _)>
そんな訳で、iPodがあれば、簡単操作で数万曲が選択できるのだから、非常に便利だというのは想像に容易い。それも、今回さらに大きくなった液晶モニタによって、安全性という事にも貢献しているのだ。
ああ、当たり前だが運転中映像見ないようにね。(^_^;)

そして、これに合わせてアップしたiTunes 6。GUIは5と全く変わらん。(^_^;)

iTunes 6 Home

ただし、左の「ソース」リストに「ビデオ」という項目が増えている。
このあっと言う間のメジャーアップはやはり違和感があるが、ミュージックビデオの配信、販売と言うところにあるようだ。また、日本では現実には難しいのだが、実は米国ではテレビ放送のダウンロードが可能になるらしい!
なるほど、そこまで行ってしまえば確かに大きな変化だ。

日本でも、Music Store内に「ミュージックビデオ」のコーナーが新設された。またアニメーション映画の「ピクサー」も追加されている。

iTunes 6 Home
ミュージックビデオのトップ画面。内容がビデオになっただけで、基本的にはホームと同じ形態だ。

iTunes 6 Home
ここで、どれかを選択すると、このようにビデオの購入画面へと移る。ミュージックと同様、同じアーティストに複数のビデオがあれば一覧として表示される。ビデオは大体¥300の様だ。

iTunes 6 Home
視聴用の「PREVIEW」を押すと、このように20秒程度のサンプルが流れる。これは実サイズで、iPodに合わせた320×240ピクセルQVGAサイズだ。なので、Mac上で見ると結構物足りないような気がする。今後iPodの高解像度化を予想すれば、もう少し大きなサイズも用意しても良いのではないだろうか?まあ・・・そうなるとファイルサイズが肥大するから現状はこのくらいが良いのだろうか。 しかし、米国では前からビデオクリップを配信してたが、こちらはかなり大きなサイズだった。日本でもこのようなのはやらないのだろうか。

とまあ・・・iPod。これはiTunesの進化とシンクロしているのだ。
他社のミュージックプレーヤーとはこの辺りが完全に一線を画す。Windowsでも使用可能という事が、圧倒的シェアを獲得するに至る。と言うか、もう踏み込む余地もないくらいの状況になってしまった。Appleが早々にiPodをWindows対応としたのは、ココまでの事を読んでいたのかもしれない。
特にソニー・・・。これまでウォークマンとして、ポータブルミュージックプレーヤーを牽引してきた。しかし・・・、ここ最近はあまりにも余裕の体制を取りすぎた。とうとう、ソニー擁護派の記者からも諦めムードな記事が出てきた(中にあるものすごい皮肉・・・いや、いじけの一文に、ちょっと笑ってしまった)。

ビデオiPodの登場で変わる「何か」(ITmedia +D LifeStyle)

iPodを上回る部分・・・もう、ほとんど見つけられない。MDから何かできたりするんだっけ? なんて、iTunes Music Storeの前では何の力も持たないだろう。おまけに我が侭としか言わざるを得ない独自コーデック。これは一人勝ちしたモノのやる事である。既に状況を見失っている。コストパフォーマンスからして、競争力を持たないレベルにまで来てないだろうか。
ああ、もちろんMacにしろPCにしろ、パソコンを持っている事が前提でね。あくまで、iPod + iTunes、つまるところiTMSやPodcastまでひっくるめて、成立するモノだ。
まあ、かといってAppleにしても、もしこれで天狗になってしまったとしたら・・・いつか、倒されるかもしれないのでね・・・。ミュージックシーンにおいて、何だかライバルのMicrosoft化してないか・・・なんて。(^_^;)
やっぱりバランスだよなぁ。ソニーはそれこそ、SMEをドーンとiTMSに参加させておいて、WalkmanシリーズをiTunes対応とするという、同じ土俵で真っ向勝負に出ると面白いんじゃないかな。・・・なんて無理なのかな・・・。

個人的な要望。もう少し液晶を大きく、解像度(色数も)を上げ、メモリーカードからの高速転送が可能になり、もっと言えば、RAWデータ記録(は一応できる)、表示が可能になれば・・・デジタルカメラユーザーにはこの上ない、ポータブル機器となると思う。
これを願っている、特にデジタル一眼レフユーザーは多いはずだ。

ちなみに・・・iMacとiPodのサポート上名称は「iMac G5(iSight)」と「iPod with video」となったらしい。
実は、一旦iPod(10/12)なんて事が言われていたが、オイオイ日付かよ!
これから、先色んなモデルが日付になったらもう訳分からん!!
という状態だったが、なんとかそれは免れたらしい。(^_^;)
でも・・・「iPod with video」ってこれからもそうなんだから、もうちょっと後の事考えたらとは思うが。
「iMac G5(iSight)」はねぇ、なんとなく、これで良いかも・・・だって、今後もiSightが搭載され続けるか分からんもんね。(^_^)

では、明日の発表がある事を楽しみにして。

コメント(2)

ども^^
とっても 参考になりました。
動画 コンテンツの重要性が
わからんのですよね…iPod…

色々考えてからかおっと…。

やあ、hitomiさん。
同じ名前の女性がこちらにもいるので、一瞬間違えるところでした。(^_^;)
動画・・・まあ、裏を返せば動画も見れるんだよってくらいで考えれば・・・最大60GBも使えるのだから、ちょっとくらい動画入れといても良いじゃんって感じで。
ちょっとどっかの記事で見かけたのだけど、TVコンテンツの無料配信を何処とやらがやるのやらないの・・・日本じゃないのかもしれないけど。自分の好きなときに、見たい番組が見れる・・・。これってまさにこれからのデジタル放送の形を先取りしてるようなモノですね。
もちろん動画に使っても良し、記事にも書いた通り、hitomiさんもカメラ用のストレージとしても使えるかも(ちょっと辛いんだけどね)。