Apple、ワンボタンマウスからの決別?

最近このNews&Dailyもかなりサボり気味。
撮影記だけのモノになりつつあります。<(_ _)>

デジタルカメラによる撮影のワークフローには、カメラはもちろん、それにまつわる機器、PC関連も必須のモノ。
私は全てMac環境によって行っており、経緯は・・・どっかに書いた気がする。(^_^;)
それも踏まえて、ココには色んなレビューも書いていこう・・・と意気込んでいたのだが・・・


その昔・・・マウスと言えば、Macintoshのモノであった。
今でこそDOS/V機(今はもうこのように呼びもしないかな・・・Windowsマシンと言った方が良いか)には当然ながら2ボタン以上のマウスがついている。そうなったのは、Windows95からさかのぼる事、数年。92〜93年頃だったっけ?Windows3.1がリリースされてから・・・まだまだGUIと呼ぶには心許ないモノだった。

若い世代は知りもしないだろうが、1984年。AppleがMacintoshをリリース。今の様々なOSの基礎となるウインドウシステムをマウスで操作するモノ。

その当時から現在に至るまで、Macの標準添付品は伝統的なワンボタンマウスだった。

Windowsマシンと呼べるようになったWindows95搭載機は、その名の通り、それに遅れる事10年以上も後の1995年の事。・・・と言うよりは、現在、まだあれから10年しか経ってないのである。それには、2ボタンマウスが採用された。

(余談だが・・・ではWindowsマシンが、2ボタンマウスを初めて採用したのか・・・というとそうではない。Windowsも無く、まだまだMS-DOSのラインエディタ時代、実はMacと同様にウインドウシステムを導入していたのはUNIXマシンなのである。
UNIX上でXウインドウを起動させると言う環境であったが、私の学生時代に扱っていた学内ワークステーションには、Xウインドウがインストールされていた。その時に、接続されていたマウスは・・・3ボタンであった。)

当然ながら、ボタンが多ければ多いほど、機能を割り当てられるので、便利であり、Macユーザーもほとんどが、サードパーティ製のものに買い換えるようになっている。その実情を分かっていながら、Appleはひたすら形を色々と変えつつ・・・丸くなったり、透明になったり、光学式になったり、ワイヤレスまで進化して・・・ワンボタンを変えようとしなかった。とにかく、まずMacユーザーが最初に買うのはマウスだったのではなかろうか。

mmousew-ani_120-600.gif ところが、昨日2日の夜。Appleのサイトを見ると、ついこの前発売開始された、iBook G4でなく、マウスの絵・・・Mighty Mouseの登場です・・・?

パッと見は、いつものまんじゅう型マウス。でもよ〜く見ると、何だか丸い突起にサイドにもボタンらしきモノ・・・

実は、丸い豆粒みたいなのは縦横だけでなく、360°全方向にスクロールする、用はトラックボールのようなモノで、これまでのマイクロソフトやロジクールのホイールマウスが、ホイールを横に傾けると横にスクロールする・・・というのとは革新的に違うモノ。両サイドにあるボタンは、Mac OS Xのエクスポゼなどの機能を割り当てられる事ができる。
そして何より一見してこれまで同様のワンボタン(マウス全体がボタン)に見えて、内部には全部左右にタッチセンサーが組み込まれており、どちらを押したかを判断するという、実質2ボタン。いや、スクロールボールにもボタン機能があり、両サイドの感圧ボタンを合わせると、4ボタンマウスなのである。

地味だが・・・実はMacintosh誕生21年目にして、ものすごい改革が起こったのである。私自身ピンと来なかったが、昨日から今日に掛けて、Appleのサイト、Appleから送られてくるメール、そして様々なレビュー記事が掲載されているのを見て、そして、今このレビューを書きながら・・・「えらい事が起こったんじゃないか?」という気がしてならない。(^_^;)

まあ、欲を言えば、既にBluetooth機能を搭載し、Bluetoothワイヤレスキーボードやマウスを販売しているのであるから、ワイヤレスバージョンも出さないのかい?と思ってしまう。

私はUSB式であるが、ワイヤレスマウスを使用しており、さらにPowerBook G4 1.5GHzもBluetooth標準搭載なので、今更有線式は・・・という思いである。

これなら、マイクロソフトのワイヤレスインテリマウスや、ロジクールの高密度レーザー読み取り式の8ボタンマウスの方が、しっかり手にフィットする形状と言い、魅力的に感じてしまう。

それに・・・別売だけでなく、すぐさまPowerMac G5、iMac G5、eMacには標準添付にすべきではないだろうか。Apple Store価格¥5,670は正直安いとは言い難い。


けれども充分注目のマウスだ。これをフル機能で使うにはOSはMac OS X Tigerで10.4.2にアップデートしたモノである必要がある。10.4.1以前、または10.3.9 Panther以前では、機能制限がある。また、実はWindows2000、Windows XPにも対応している。コントロールパネルで通常のホイールマウス同様に設定できるようだ。もしかしたら・・・Windowsユーザーも含めて意外に需要があるかもしれない。

このブログ記事について

このページは、Feel Blue Windが2005年8月 3日 19:50に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「お台場散策」です。

次のブログ記事は「iTunes Music Store オープン!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.04