KIMI

新しくモデルとなってくれるKIMIと会ってきた。

彼女はイラストや、詩などを創るアーティストだ。
実は既に登場してもらっている、HIMIKO ROSEとも友人なのである。

この日は彼女と、他に色んな活動をしている人達とが集って、開催された「俺☆ショウ」というアート・イベントに足を運んでみた。

この日のために、KIMIは一生懸命だったため、ようやく会うことができるとあって、また、彼女がどのようなものを創っているかというのが、少しは分かるだろうと言うことで。

行ってみると、たくさんの女の子達が・・・みんな主催しているのだが、訳も分からないまま言った私にはプレッシャーである。(^_^;)
色んなイラストや、詩、アクセサリーなどが、展示されていた。
みんながそれぞれの作品を個性豊かに展示している。同じようなものを共同制作と言うよりは、それぞれが創ったものを、思いを同じにして、一緒にイベントを立ち上げている・・・と言った方が正確かもしれない。

既にステージイベントの方が始まっているらしく、KIMIにはどうもその中にいるようで会えないらしい。

続々と、見に来る人が訪れるが、皆さん関係者の知り合いなの様で、アットホームな雰囲気となっている。
普段からああ言った芸術的なものに触れてる人達もようだ。
以前から私自身はアーティスティックではないと書いているが、こう言うところに来るとやっぱりそう思ってしまう。
私のような人間が、そこにある作品に対して何も言える立場じゃないような気がした。

KIMIはそこを主催してるメンバー、一人一人の顔を、それぞれの色で描いていた。
彼女から見た姿を。
それぞれが良い表情をしている。彼女がぞれぞれに合った一コマを切り抜いているのだろう。

さて・・・お邪魔感の否めない私は、そのまま退出しようとした。
会うこともできなかったけれど、KIMIの創るものに触れることができて、それだけでも良かった。

会場を出ようとしていると、一人の女の子が追いかけてきた。
KIMIだった。
他のスタッフから聞きつけたのだろうか。

とにかく今ではめずらしいくらいに純粋な女性だ。
わざわざ会いに来た私にすごく気を遣って、忙しいところをしばらく時間を割いてくれた。

ホンのしばらくだが、話せて良かった。
長身で、ものすごく華奢で繊細で控えめで・・・
そんな彼女が何故、私の写真に興味を持ってくれたのだろう・・・何かしら伝えたいものが共感できるからだろうか。

でも、間違いなく彼女は私を選んでくれた。
御存知かとは思うが、このサイトにもさほど反響を頂けるには至っていない。

ただ、そんな中でも彼女のように、私の撮る写真を認めてくれて、そして、自らもとって欲しいと言う・・・間違いなくそう言う女性もいるのである。
ココに出てくる女性達は、程度の差はあれ、そうなのだから・・・。

特に、KIMIのような感性の持ち主に選ばれたということは、簡単には説明できるものではないのだが、私にとってはとても大きな事だ。
これから、KIMIの姿を撮り続けていくことになる。実際に触れてみないと分からない彼女の素晴らしいところを、たくさん切り取っていきたい。