ライトアップによる不思議な世界

・・・でテーマの追加。

Lighitng Miracle

テーマだけで写真がまとまってないねぇ〜。(^_^;)

以前も書いたことがありますが、ライトアップされた景観を、長時間露光により収めた写真には、とても不思議な世界が見えてくる。個人的主観だけど。

元々暗い状況で撮るわけだから、シャッター・スピードは自然と長くなるものだけれど、最近は高感度撮影可能なカメラが登場している。
特にキヤノンの最近リリースしているカメラは、エントリー機であるEOS Kiss Digital Nでさえ、ISO1600でも非常にノイズ感のない画像を生成する。さらに上位機種、特にEOS-1Ds MarkIIになると、ISO3200でもノイズレスな画像となる。ここまで来れば、ちょっとした灯りがあれば、標準レンズ近辺の画角に手ぶれ補正機構の付いたレンズでもあれば、手持ちでも全く大丈夫なくらい。

では、同じ露出を得るため低ISOで長時間露光したモノとは同じになるか・・・、同じだと感じる人もいれば全然違うという風に考える人もいるだろう。
私は断然後者。

前者のメリット・・・短いシャッタースピードは被写体ブレを起こしにくい。それは人物に限らず、木や花などの植物は風の影響を受ける。もちろんモノでも風の影響により、動くモノはいくらでもある。そうなると、長時間露光で止まったモノ・・・と限定してしまうとかなり難しい。
でも・・・厳密に言えばノイズレスとは言え、あくまで画像処理エンジンにより取り除いたモノ。光学的なS/N比でのモノではない。キヤノン製の画像が塗り絵ぽいと言われる所以はこの辺もあるのだが、シャドウ部の細かな再現力は確かに微妙なモノがある。だし・・・思ったよりシャドウノイズは多い。縮小画像で見るときにならない程度でもあるのだが、これを低ISOの長時間シャッターで撮ると全く違うクリア感というか空気感というか・・・長い時間の間にレンズの前を通り過ぎる風、音、光・・・そう言うモノの流れが含まれていくというか・・・
さらには機械的ノイズが微少であるので、特にイルミネーション・・・今トップにあげてる台場の光景などそうだが、まるで、緻密なイラストレーションのような不思議な世界が描かれる。

そして、自ら発光ではなくライトアップされた被写体を長時間露光で撮ると・・・通常昼間の姿とは違い、人工的な角度でコントラストの高い明るい部分と影ができ、まるで被写体が今にも動き出すような、命が吹き込まれたかのような独特な印象となる。

あくまで個人的感想。(^_^;)

今後写真をアップしていく中で見てもらえる方が、どのような反応を抱いていただくかにも関心があります。


かといって・・・桜の撮影の時にも書いた通り、やはり風が大敵。得の植物などは。遠景では殆ど気にならないけどね。そういうのを撮り始めて気が付いたのが、日中よりも夜の方が風が強いことが多いこと。
でも・・・全く無風で全てがピタッと止まってて、音もないような夜って、不気味な感じがするかもな。(^_^;)

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このページは、Feel Blue Windが2005年5月14日 01:45に書いたブログ記事です。

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